赤ちゃんの舌が短い・舌先が割れているハート舌の舌小帯短縮症とは?

昔は産婆さんが生まれてばかりの赤ちゃんの舌小帯が短いとすぐにハサミで切っていました。現在は小児科医が舌小帯を切ることを禁止しているために哺乳障害、構音障害、嚥下障害、摂食障害、口呼吸によるアレルギー・アトピー、睡眠時無呼吸症、乳幼児突然死症候群になっている赤ちゃんが多い。

舌小帯短縮症の手術をするのかしないのか

1.哺乳障害の場合

 

2.よだれ(嚥下障害:えんげしょうがい)

 

3.食べ物をぼろぼろこぼす(摂食障害:せっしょくしょうがい)

 

4.反対咬合(はんたいこうごう:受け口)

 

5.構音障害(こうおんしょうがい:「か・さ・た・ら」が発音できない)

赤ちゃんの舌小帯短縮症の治療法

舌小帯形成術

局所麻酔して、舌小帯切除及び切離します。

舌小帯を切っただけでは、2mmぐらいしか伸びません。

昔の産婆さんは赤ちゃんが生まれてすぐに薄い膜状の舌小帯を切っていたので、出血も無く縫合も要りませんでした。

残念ながら舌は筋肉でできているので、舌小帯を切っただけでは伸びません。

舌を伸ばす筋トレが必要になります。

また、舌小帯を切ると傷口はひし形(ダイヤモンド型)になり、縫合すると横に広がった舌小帯の粘膜は縫合糸できつくなるため、術後傷口は吊れて段になる。

レーザーで傷口がひし形に広がったまま治るので、舌小帯がより太く、固く癒着する。

医療法人社団 井出歯科医院では舌小帯の粘膜上部だけ切り込みを入れて、舌小帯上部を撤去する方法で行っています。

しかし、赤ちゃんの舌の筋肉は手術前と殆ど変わらないため、術後指サックで舌全体を掴み、上に挙げるトレーニングをしていただいています。

その後、あかんべえのよう舌先が尖がるようになったら、舌トレーナーで舌を引っ張るトレーニングをしてもらっています。

同時に手術前1か月前より、おしゃぶりをいつもしてもらい、手術後も舌のリハビリに続けて使用してもらっています。

つまり、舌トレーナーで前方に、おしゃぶりで上方にしたをトレーニングしていただいております。

こんな大事な舌小帯短縮症はなぜ世間で知られないのか?

舌小帯短縮症の原因

舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)はほぼ遺伝で先天的な病気です。

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時に舌と舌を動かす粘膜として分離されますが、分離する程度はコントロールできないために、昔出産後に産婆さんがへその緒と同時に舌小帯を切っていたことが本能としてあったのではないかと推測される。

 

赤ちゃんの舌小帯の付着部位による類

Ⅰ型 舌小帯が舌先が付いていて舌が動かない

 

Ⅱ型 舌小帯が舌の先端より下に付いている(ハート舌)

 

Ⅲ型 舌小帯が舌の中央部に付いている(スプリット・タン)

 

Ⅳ型 舌小帯が無い

 

 

赤ちゃんの舌が短い(舌小帯短縮症)と起きる問題

1.舌が上顎に付かない、届かない症状は、舌小帯短縮症

皆さんは初めての赤ちゃんなら尚更ですが、赤ちゃんをすぐ側で見たことが無いと思います。

自然と生まれたばかりの泣いている赤ちゃんの舌に目が行くと思います。

舌が少し上に挙がっているのですが、ぷるぷると舌が泣き声と同時に震えていて、舌の裏のスジ(舌小帯:ぜつしょうたい)が吊れてあまり動きません。

更に、泣き声に合わせて舌小帯が引っ張られ、舌先が割れているハート舌になっています。

舌小帯がもっと舌の根元に付いていると、スプリット・タンと言って、へびの舌のように2つに割れているように見えます。 

海外では、赤ちゃんの舌小帯は薄い膜状で、水掻きみたいな構造なので、赤ちゃんのうちにハサミでチョキンと切るだけです。

将来、発音に影響することが分かっているからですが、強制ではありません。

舌小帯の短い状態のものを全般的に、舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)と言う病気です。(日本では保険診療可能)

 

舌小帯短縮症は舌癒着症(ぜつゆちゃくしょう)とはまったく関係ありません。

舌癒着症と言うのはある医師が作った架空の病名です。

舌癒着症の正式名称は、舌・喉頭蓋・喉頭前方偏位症らしいです。

舌小帯短縮症で舌先に舌小帯が付いている状態で、舌癒着症は舌小帯が短いことは全く関係なく、舌の根元が下顎骨に癒着していて、舌や喉の奥にある喉頭蓋(こうとうがい)や喉頭(こうとう)が前に引っ張られている状態を指しているようです。

しかしながら、この状態を示すレントゲン、MRI(磁気共鳴画像:Magnetic Resonance Imaging)でもその病態が示されていない。

確定診断は、患者さんが舌癒着症の病院に連絡した時点で殆ど決定し、指定日に来院させ、問診(髪の毛が逆立っている、大理石模様皮膚など)、舌小帯の長さと付着位置の分類、赤ちゃんでもファイバースコープを入れ、パルスオキシメーター(泣いている赤ちゃんは息が止まるため92%)は正常99%なのに100%出ないと言うことで舌癒着症になる。

舌癒着症の手術の問題点は、舌が癒着している下顎骨の部位では無く、舌の裏の中央部で、真一文字に舌小帯の下の筋肉3層まで深くレーザーで切ることです。

切開後に縫合をせずに開放創のため本当の癒着になる。

切りっぱなしの舌の筋肉や血管や粘膜が癒着するのである。

そのため余計に舌が動かなくなる。

舌癒着症のもう一つの問題は、舌・喉頭蓋・喉頭の位置が客観的に計測されていないので、レーザーで切りながら、舌・喉頭蓋・喉頭が本来の位置に戻ったかどうか確認しないことです。

心臓手術のカテーテル手術の様にレントゲンで確認しながら施術する必要がある。

闇雲にオトガイ舌筋3層切るではいい加減すぎる。

更に鼻の穴を大きくして呼吸が楽になると言う、口腔前庭拡大術という架空の手術名で、鼻の下の筋肉をレーザーでズタズタに切ってしまう手術が必ずセットで行われる。

しかし、これは手術しなくても鼻腔拡張テープ(ブリーズライト)で代用できるそうである。

 

2.舌小帯短縮症の赤ちゃんで哺乳障害が出る場合とで無い場合の違い

赤ちゃんは母乳を飲む時は、上顎の口蓋(こうがい)に吸啜窩(きゅうてつか)と言う凹みがあり、乳首を引っ張り込み吸啜窩に舌で固定し、舌で波打つように上下運動で母乳をしごいて飲む。

しかし、舌小帯短縮症の赤ちゃんですと舌が上に挙がらないので乳首を吸啜窩に固定できません。

そのために母乳を飲むことができず、泣き疲れて寝てしまい、空腹ですぐまた起きて母乳を飲めずに泣きます。

夜泣きも同じ原因です。

そのためにお母さんはお乳が張って、終いには乳腺炎になります。

その反面にお母さんの母乳がシャワーの様に何もしなくても出る場合は舌小帯が短くても容易に母乳が飲めるために、舌小帯短縮症が見過ごされてしまいます。

小児科に舌小帯短縮症でかかっても体重増加に問題なければスルーされます。

舌小帯短縮症で小児科にかかっても何もしてくれないので、お母さんは助産師に相談して、舌小帯を切ってくれる医療機関を紹介してもらうか、自分で哺乳瓶の乳首の穴を箸で大きく開けて赤ちゃんに飲ませている方もいます。

また、赤ちゃんの哺乳の際には舌の喉の奥にある喉頭蓋(こうとうがい)は生後6か月まで動かずに直立したままです。

そのおかげで赤ちゃんは、哺乳しながら鼻で呼吸できます。

息継ぎしなくてもいいのです。

赤ちゃんは母乳は嚥下でなく、食道まで垂れ流しです。

そのため空気も一緒に飲むので、ゲップさせないとお腹にガスが溜まります。

舌が気道を塞ぐことはありません。

 

3.

 

なぜ赤ちゃんの舌小帯を小児科では切らないのか?

舌小帯(ぜつしょうたい)は舌の裏側についているひもみたいなスジです。

舌小帯は舌を自由に動かすのに重要なもので、短いと全然動けません。

舌小帯が短いのは病気で、「舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)」という病名です。

病気なので保険診療適応です。

舌小帯が舌先に付いていると、吊れて舌に切れ込みが入って、「ハート舌」、「スプリット・タン」と呼ばれています。

昔は産婆さんが、生まれてばかりの赤ちゃんの舌小帯が短いとすぐにハサミでチョキンと切ってくれましたが、医療行為と言うことで小児科医に代わりました。

しかし、舌小帯を切ることはやられなくなりました。

エビデンスが無いからだったそうです。

舌小帯が短いと、哺乳障害、嚥下障害(よだれ)、摂食障害(ボロボロこぼす)、構音障害(か・さ・た・らが上手く発音できない)、口呼吸によるアレルギー・アトピー、睡眠時無呼吸症、乳幼児突然死症候群発達障害・多動性障害(脳に酸素が供給されないため)などの症状が発生する。

舌小帯短縮症はどの段階で分かるのか。

・生まれたばかりの赤ちゃんでは、助産師が舌小帯短縮症を指摘してくれる。

・1か月検診で指摘されるが、小児科への受診は勧められない。

・全然、母乳やミルクを飲まず、上手く飲めないために疲れてウトウトするが、空腹で泣き、また哺乳するが飲めないのでいつも泣いてばかりいる。

この段階で小児科にかかるが、「哺乳障害は舌小帯が原因で無く、様々な原因がある。3歳までに『さ』『ら』が言えなかったらその時に切ればいい。舌小帯は伸びることがあるので、このまま様子を見ましょう。」と言われて何もしてくれない。

仕方なく、お母さんは哺乳瓶の乳首の穴を箸で大きく開けて、飲ませる。

または、助産師に相談して、鳥取県静岡県では医療法人社団 井出歯科医院を紹介して舌小帯短縮症の手術を依頼する。

その時、お母さんは「乳腺炎」になっている場合が多い。

手術方法は、舌小帯短縮症センター を参照してください。

お母さんの母乳の出が良く、シャワーの様に母乳が出ていると、「舌小帯短縮症」はスルーされている場合が多い。

赤ちゃんの体重も生後2か月で8,000gを超えている場合が多い。

 

このように舌小帯短縮症は世間に知られていませんし、間違った考えをもった小児科医のために手遅れになります。

海外では、どこも生まれてすぐに舌小帯を切っています。

近い将来、発音の問題で悩むことを知っているからです。

残念ながら日本は舌小帯を切りませんというか禁止したために海外の情報が入ってこない鎖国になっています。

また、舌小帯のことを殆ど知らない医師・歯科医師が舌小帯のことをHPに載せていますが、事実ではありません。

近隣の歯科医・口腔外科医・耳鼻咽喉科・小児科に相談しても舌小帯のことを全然知らないために、様子見にしたり、安易にレーザーで切っ取り返しのつかない事例がたくさんあります。

30年近く、舌小帯切除を行っている医療法人社団 井出歯科医院にご相談ください。